ECサイトやオンライン通販を運営するうえで、決済手段の充実は売上に直結します。本記事では、クレジットカードを持たない層の取り込みに欠かせないコンビニ決済とは何か、その仕組みや2つの支払方式の違い、導入メリットを分かりやすく解説します。
1. コンビニ決済とは?
コンビニ決済とは、ECサイトやネット通販で購入した商品の代金を、全国のコンビニエンスストアのレジや専用端末を利用して、主に現金で支払うことができる決済方法です。
インターネット通販において、コンビニ決済はクレジットカードや電子マネーに次いで利用率が高い主要な決済手段となっています。クレジットカードを持てない10代〜20代の若年層や、カード情報の入力に不安を感じる高齢者層など、現金払いを好む幅広い消費者に利用されているため、確実なニーズがあります。
2. コンビニ決済の2つの支払方式
コンビニ決済には、大きく分けて「払込票方式」と「ペーパーレス方式(払込用番号方式)」の2種類が存在します。
支払方式 |
詳 細 |
| 払込票方式 | バーコードが印字された紙の請求書(払込票)を郵送し、お客さまがコンビニのレジに提示して支払う方式です。公共料金の支払いと同じ形式のため、ネット決済や機械操作に慣れていない40代以上のユーザーや高齢者でも簡単に利用できるのがメリットです。一方で、事業者側には印刷や郵送の手間とコストがかかり、お客さまが払込票を紛失した際には再発行対応などが必要になります。 |
| ペーパーレス方式(払込用番号方式) | 注文時にメール等で発行される「支払い番号」をスマートフォンなどに表示し、コンビニのレジや店内のマルチメディア端末に入力して支払う方式です。払込票を郵送する手間とコストが不要なため、スピーディーに支払いが完了します。日常的にスマートフォンを利用する20〜30代の若年層に好まれやすい反面、コンビニ端末の操作に不慣れな方には扱いが難しい場合があります。 |
3. 事業者がコンビニ決済を導入するメリット
コンビニ決済とは、利用者だけでなく事業者側にとっても以下のような多くの利点があります。
メリット各種 |
詳 細 |
| 購入者層の拡大と売上アップ | クレジットカードを持たない層や現金払いを好む層を取りこぼすことなく、顧客層を広げることができます。決済の選択肢が増えることで、カゴ落ち(購入直前での離脱)を防ぐ効果があります。 |
| リアルタイムな入金確認 | 銀行振込のような金額の入力ミスが起きにくく、決済システムを通じて入金状況が即時に反映されるため、通販事業を行っているのであれば発送までのリードタイムを短縮できます。 |
| 未回収リスクの低下 | あらかじめ金額が確定しており、システムを介して支払いを確認できるため、代金未回収のリスクを減らすことができます。 |
4. 導入前に知っておくべきデメリット
一方で、導入に当たっては以下の点に注意が必要です。
デメリット各種 |
詳 細 |
| 支払い忘れによるキャンセル | 注文と支払いのタイミングが離れているため、「支払い忘れ」によるキャンセルが一定数発生するおそれがあります。 |
| 自動返金ができない | クレジットカード決済のように売上取消処理で自動返金する仕組みがないため、キャンセルの際は銀行振込など別の送金手段を手配する手間とコストが発生します。 |
| 手数料の発生 | 決済ごとに手数料(1件あたり200~300円程度など)が発生するため、少額すぎる商品の場合は利益を圧迫する可能性があります。 |
5. コンビニ決済の導入方法
コンビニ決済を導入するには、各コンビニチェーンと直接個別に契約するのではなく、複数の決済手段を一括で導入できる「決済代行会社」を利用するのが一般的です。決済代行会社を通じて申し込むことで、各コンビニの審査、契約、入金管理を一本化でき、システム接続の開発工数も大幅に削減できます。
6. まとめ
コンビニ決済とは、幅広い年代の顧客を獲得し、売上の最大化を図るには非常に有効な手段です。まずは、若年層か高齢者かなど、取り扱う商材のターゲット層を客観的に分析し、コンビニ決済が貴店のビジネスにフィットするかどうかを検討してみましょう。
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