キャッチフレーズとは、自社の商品やブランド、企業イメージの強い印象付けを目的として使われる、うたい文句や決まり文句のことです。概ね15文字程度でまとめられ、一目で内容を把握できるコンパクトな表現であることが重要です。質の良いキャッチフレーズであれば、人々の記憶に残るインパクトを持ち、商品や事業、企業の認知度やイメージの向上に高い効果を発揮します。 本記事では、魅力的なキャッチフレーズを作るための重要なポイントと具体的なコツを解説します。
1. キャッチフレーズとキャッチコピーの違い
ご存知の通り、キャッチフレーズと似た言葉に「キャッチコピー」があります。2つの違いについて、簡単にまとめてみました。
キャッチコピー:「商品の購買意欲の促進」などを目的とした、短期的な広告の要素が強いのが特徴です。
キャッチフレーズ:企業のスローガンやブランドイメージなどの訴求を目的に、長期間使われることが多いのが特徴です。広告だけでなく、キャラクターの決め台詞や、就職活動での自己紹介など、より広い範囲の「印象的な短い言葉」全般を指します。
2. 魅力的なキャッチフレーズ作成のための4ステップ
文字数が少ないキャッチフレーズを作るのは、一見簡単そうに見えて実は奥が深いもの。初心者でも着手しやすい、4ステップを以下にご紹介します。
ステップ | 詳 細 |
| ターゲットを明確に | 誰に向けたメッセージなのかが曖昧だと、何も伝わりません。まずは、ターゲットとなる人物像を明確にし(ペルソナ設定)、属性や価値観やライフスタイル、悩みの種類など、具体的な人物像を設定しましょう。「○○エリアで、リーズナブルなイタリアンレストランを探している20代独身女性」「転職を検討中の30代既婚男性」のように、顧客のイメージを具体化することで、リーチしやすくなります。 |
| ベネフィットをはっきり明示 | 訴求したい商品やサービスを使うことで、顧客の生活がどう良くなるかを伝えましょう。機能そのものではなく、イメージしやすい「快適さ」や「時間短縮」などの具体的なメリットを示せるとベターです。 |
| アイディア出しから選定へ | 最終案をまとめるまでに、前述の2点に添って、まずはできる限りたくさんのキーワードを考案、リストアップしていき、その中でより重要と思われるワードをピックアップしていきます。可能であれば、部署内の関係者でブレインストーミングを行うのも良いでしょう。 |
| 短くシンプルな表現にブラッシュアップ | およそ15文字前後を目安に、伝えたいメッセージのエッセンスを凝縮してフレーズを仕上げます。難しい言葉は避け、一目で分かる言葉を選択することも大切です。その際、読んだ時のリズム感、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットのバランスにも留意し、見た目のインパクトにもこだわることが大切です。 |
3. 記憶に残るキャッチフレーズにするために
一度聞いたら耳から離れないキャッチフレーズには、共通する特徴があります。ぜひ取り入れていただきたい実用的なテクニックをご紹介します。
テクニック | 詳 細 |
| 数字を入れて具体性を出す | 「驚異の洗浄力」といったファジーな表現より、「99.9%除菌」や、「1日30分、1か月で目標達成可能」「30日で3kg痩せる」のように、リアリティのある数字を含んだ表現の方がイメージしやすく、説得力と信頼感が増します。 |
| 「自分ごと化」させる | 適切なリサーチが前提にはなりますが、「今すぐ○○したいあなたへ」「実は○○○○だと気づいていませんか?」など、ターゲットに語りかける形式にすることで刺さる表現になります。 |
| ギャップ(意外性)を作る | イメージと異なる言葉を組み合わせたり、逆説的な表現を使ったりして、「○○の資格取得に、まだ勉強してる?」のように、一瞬の「違和感」で目を引きます。 |
| カタカナや英語によるインパクト効果をねらう | 例えば同じ音でも「きらきら」より「キラキラ」の方が、「簡単」より「カンタン」の方が視覚的なイメージが伝わりやすいように、カタカナや英語が持つ見た目のインパクトを戦略的に取り入れると効果的です。 |
4.まとめ
キャッチフレーズは、短くシンプルなメッセージだからこそ、ターゲットの選定とニーズの把握を正確に行うことが成功の鍵を握ります。本記事に挙げたポイントやコツを意識して、ターゲットとなる顧客層の心と記憶に強く残る最高のキャッチフレーズ作りに挑戦してみてください。